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はじめに
Javaについて
今後のJavaはどうなるのか
初級編
Javaのインストール
簡単なプログラム

はじめに

Javaとは

   Javaはずいぶんと昔からあるコンピュータ言語です。歴史が長いためライブラリが揃っています。特にWeb系のソフトウェアはJavaとの親和性が高く、クライアントサーバっぽいシステムの構築に使われている言語です。昔はSun Microsystems社がJavaをリリースしていたのですが、現在はOracle社によって買収され、Oracle社がリリースを行うようになりました。

   Javaの最大の特徴はオブジェクト指向であること、歴史が長いことと、一度コンパイルすればどのOSでも動くと言うことです。オブジェクト指向では大きな処理を1つの長いプログラミング言語で書くことはしません。大きな処理は複数の部品に分割して、部品ごとにプログラミングを行います。簡単に説明するためにミニ4駆を例にしてみましょうか(知らない人はごめんなさい。wikiで見て)。ミニ4駆を構成する部品は次の通りとしましょう。
  • ボディ×1
  • エンジン×1
  • タイヤ×4
  • シャフト×2
この場合、プログラムで作成する部品は以下のようになります。
  • ボディ×1
  • エンジン×1
  • タイヤ×
  • シャフト×
同じ部品は1つ作成すれば、プログラムの中で簡単に複製することができるので、タイヤやシャフトは1つだけ作ればい言うことになります。さらに、複製した部品ごとの状態を保持することができます。例えばタイヤでの場合、後輪/前輪の違いから摩耗具体などが4本とも変わってきます。その摩耗具合を複製した部品ごとに持つことを簡単に実現することができるのです。

   さらに、もうひとつの特徴である歴史が長いことでは、有志によるライブラリがたくさんあるため、欲しい機能はインターネット上で簡単に見つけることができます。

今後のJavaはどうなるのか

   JavaはOracle社がロードマップを展開しています。これによるとバージョン15までリリースされるようですが、バージョン11以外はサポート期限が半年になるようです。つまり、バージョン11は機能拡張をせずに、セキュリティホールやバグなどだけを取り込んで行く安定したもの。バージョン11以外は半年ごとに機能拡張を行い、セキュリティホールやバグは半年間しか取り込まない不安定なもの。個人レベルで使っていれば特に問題がないのかも知れませんが、もしバージョン11以外でバグが見つかったら、そのバージョンにパッチを当ててバグを治すのではなく、次バージョンにアップすることが推奨されることになるので、次バージョンで廃止された機能を使っていた場合、プログラムの修正作業が大変なことになりますね。SIerとして企業向けにシステムを構築するのであれば、バージョン8もしくは11が良いのではないかと思います。

   ちなみに、JavaはJavaVMと呼ばれているJava専用のバーチャルマシンで動いています。本来プログラミング言語は、動かしたいOS用にコンパイルを行って動かすことができるものなのですが、Javaの場合、バーチャルマシンがOSごとの違いを吸収してくれているので、どのOSでコンパイルしても、どのOSでも動きます。今はJavaと言ったら、どこでも動くことが常識なんですが、最近はOSの進化も激しいので、Oracle社が進化についてこれなくなったらJavaが動かないOSが増えていき、Javaの価値が下がり人気も急激に下がっていくことででしょう。
ccc